概要

ページランクは,ウェブページの重要度を決定するアルゴリズムで,Googleの検索エンジンのシェア拡大の一因となった,非常に重要な手法です.通常,ページの遷移確率を基にべき乗法によりページの重要度を測ろうとすると値は発散してしまいます.しかし,遷移確率にランダムに移動する部分を加えたGoogle行列を作成することで,収束性を満たすページランクベクトルが得られると知られており,収束したベクトルからウェブページの重要度が測れるようになっています.ページランクは現在,ウェブページ以外にもグラフ構造をもつ様々なデータにおける各ノードの重要度の算出に用いられています.今回はNumPyを用いて実装し,ノードとエッジを持つ任意の有向グラフに対してノードの重要度を測ることが可能となっています.

目的

  • ページランクのアルゴリズムについて,実装面からの理解を深める.

実施期間・日時

場所:  オンライン (Zoom)
日時: 2020年6月14日 13時 - 14時

参考資料

[1] M. Franceschet. PageRank: Standing on the shoulders of giants. CACM, 2011. [arXiv]